ダウン追い討ちにはポチョのヒートナックルやEX梅喧のザクロなどのごく一部を除き、
『全ての攻撃の受身不能時間が7Fになる』という仕様があります。
例えばソルのダウン追い討ち追撃には『2K>近S>遠S』などがありますが、
これは近Sの発生が5F、遠Sの発生が7Fで、
どちらも発生が7Fであるため繋がっています。
ところが謎なことに、発生が7Fであっても繋がらない技があります。
『発生が7+0Fの覚醒必殺技』です。
発生7+0とは、コマンドが完成してから暗転が発生するまで7Fかかり、
そして暗転中に攻撃判定が発生するということです。
具体的に発生が7+0の覚醒必殺技は、
・万鬼滅砕
・兆脚鳳凰昇
・花鳥風月
・インペリアルレイ
・デッドオンタイム
・限界フォルティッシモ
の上記6つ。
条件の割には結構多いような気がしますね。
実際にスレイヤーで『足払い>ダウン追い討ちHS>デッドオンタイム』とやってみると
このようになります。
暗転の瞬間に既に受身を取られてしまいます。
ダウン追い討ちHSから最速でDOTを出した場合、
暗転の瞬間はHSで攻撃してから7F目ということになります。
ダウン追い討ちHSの受身不能時間は7Fであり、
逆に言えば8F目から受身が可能になります。
つまりフレーム上で考えると、
ダウン追い討ちを喰らった側が実質的に通常よりも1F早く復帰しているということであり、
ダウン追い討ちのシステム(ルール)が崩れてしまっています。
ここから先は完全に妄想です。
おそらくこれは、
「暗転の生じた瞬間が8F目」であると、システムが勘違いしているためではないでしょうか。
例えば発生が5+5Fの覚醒必殺技の場合、
『コマンドを入力してから5Fが経過→暗転開始→
暗転の時間停止演出が終了してから5F経過→攻撃判定が発生』
という流れになります。
ゲームの流れとしては『暗転の時間停止演出が終わった直後の1F』が
発生の6F目にあたる瞬間ですが、
受身不能時間を管理しているシステムは暗転開始の瞬間を6Fと
誤って認識しているのではないかな、ということです。
ただ、この説にはちょっとおかしいところがありまして。
要するに『発生7+0Fの覚醒必殺技は暗転の瞬間が擬似的な8Fになる』
ということなのですが、これだと『暗転中に受身を取っている』ことになります。
暗転中は相手は動けない(入力を受け付けていない)はずなので、
また別のシステム上の矛盾が生じます。
ただし、『受身はボタンを押してから1Fかかる』と考えると理屈は合います。
違う言い方をすると、
『最速受身は受身不能時間が切れる1F直前にボタンを押した場合に可能』
となります。
これならばダウン追い討ちHS>DOTをやられた場合、
DOTの暗転の直前である発生7F目にボタンを押せば、
8F目、つまり暗転の瞬間に受身が取れることになります。
ぶっきらで永遠の翼の暗転の瞬間を投げる、などのバグと同じ理屈ですね。
実際、こういうシステムなのかどうかは解からないので単なる推測ですが。
ちなみにこれはダウン追い討ちに限った話ではありません。
解かりやすいのはヴェノム。
彼のJPの受身不能時間は10Fですが、
覚醒必殺技のレッドヘイルの発生も10+0Fです。
フレーム的に考えれば繋がるはずなのですが、
これもやはり暗転の瞬間に受身を取られてしまいます。ヴェノム使い発狂。