ギルティギアには『テンションバランス』というシステムがあり、
消極的な行動を取っているとそれがどんどん下がっていくのは皆さんもご存知だと思います。

その『消極的な行動』には『バックステップ』も含まれるのですが、
このバックステップ中に相手の覚醒必殺技によって暗転が発生すると、
なんと物凄い勢いでテンションバランスが下がります




2回目のバクステで一瞬DANGER状態に、
そして3回目の瞬間にネガペナになっているのが見て取れると思います。

たった3回のバクステでネガペナというのは異常ですよね。
上記の通り、バクステ中に暗転が発生するとこの異常事態になります。



では、何故このようなことが起こるのでしょうか。

これにはおそらく『バックステップによるテンションバランスの減り方』が
大きく関係していると思われます。

バックステップを出すとテンションバランスが減るのは最初に書いたとおりですが、
『バックステップを出した瞬間一定量のテンションバランスが一気に減る』
のではなく、
『バックステップ中に1Fずつじわじわとテンションバランスが減っていく』
というような仕組みである可能性が高そうなのです。

例えば、『バックステップ中は1FにごとにTBが1減る』というシステムであった場合、
全体フレーム20Fのバックステップを出すとTBが合計で20減ります。

もちろん1FごとにTB減少量などの詳しいことは解かりませんが、
大体このような仕組みで合っていると思います。

そしておそらく、覚醒必殺技の暗転で時間が(擬似的に)止まっている間も、
バックステップ中であれば1FずつTBが下がっていく
というのがこの現象の原理でしょう。

例えばソルのドラゴンインストールの暗転によって時間が60F(1秒)止まるとしたら、
バックステップ中に暗転されると、上記の例であれば20+60で
テンションバランスが80・・・つまり通常の4倍下がることになります。



なお、暗転の時間停止の長さは覚醒必殺技ごとに異なります。

なのでバックステップ中にドラゴンインストールセカンドや絶などの
停止時間が長い暗転が発生すると、
場合によっては開幕時のテンションバランスから一気にネガペナ直前まで下がります。

場合によっては、というのは、
相手との距離によってテンションバランスの下がり方が変化するからです。
相手とほぼ密着状態でバクステするとTBは全く下がりませんし、
お互い画面端の状態だと1回のバクステで大きく下がります。

ちなみにボス聖ソルや金ソル専用のフレイムディストーションの暗転が
バクステ中に発生した場合、一発でネガペナになります。



これと酷似しているのが、SLASHまでに存在していたアバの一発スカバグですね。
諸刃アバの起き上がりの瞬間に暗転を発生させると、
一瞬で諸刃ゲージが空になりスカ状態になるというものです。

おそらく諸刃状態のアバも、
『起き上がり中のある特定のタイミングの1Fの瞬間、諸刃ゲージを1/3下げる』
という処理がされていたのだと思います。

そのせいで、その処理がされる特定の1Fの瞬間に暗転が発生してしまうと、
暗転の時間停止中にも1Fごとに諸刃ゲージが1/3減り続けてしまうという
悲しいバグが発生したのでしょう。



ここまで書いておいてなんですが、
この『バックステップ中に暗転が発生するとTBが一気に下がる』という現象は
実戦ではあまり気にしなくてもいいのかもしれません。

お互い距離が離れている状態ならば
覚醒必殺技もバックステップもあまりやらないものですし、
逆に距離がかなり近ければTB減少量はそこまで大きくならないからです。



近距離での戦いの最中に相手のバックステップを読んで、
わざとこちらから距離を離して覚醒必殺技を出せば、
もしかしたら相手のTBをガクっと減らせるかもしれませんね…。












inserted by FC2 system