ザッパのダークネスアンセム。

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よ〜く見てみると「羅」と書かれているこのエフェクトは、
あることをするとどんどん増殖していってしまいます。

どういうことかと言うと、こういうことです。

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「羅エフェクト」が増えすぎて画面の1/3ほどを埋め尽くしてしまっている状態です。



この「羅エフェクト増殖」には、
EXキャラがもつ特定の必殺技を利用する必要があります。

それは
EXチップの万鬼滅砕
EXジョニーの雲長の居合い
EX梅喧の殺陣瞬幕

の3つです。



この3つの技を、ラオウがダークネスアンセムを出して
「羅エフェクト」が出現した瞬間にザッパに当てます。

すると本来ならザッパがダメージを受けたことにより
攻撃エフェクトが消えるはずが、なぜか「羅エフェクト」は残り続け、
ラオウの体にまとわり続けます


この羅エフェクトはラオウを出している間はラオウにまとわり、
ぐるぐると動き続けます。
う、産まれる!などでラオウを消すと、
ラオウが消えた地点で羅エフェクトは動きを止め、
静かに停滞し始めます


そしてこの「停滞羅エフェクト」には、
「画面内に出現した飛び道具に反応してそれを追尾する」
特殊な性質があるのが特徴です。

例えば「停滞羅エフェクト」がある時にチップの手裏剣あたりを出すと、
手裏剣に羅エフェクトがくっついた状態になり、
そのまま相手に飛んでいきます。非常に強そうです。
ザッパ自身に幽霊を憑依させて幽霊を射出しても、
やはり幽霊に羅エフェクトが追尾していきます。

羅エフェクトは飛び道具についている間は、
ラオウにまとわり付いていたときのようにぐるぐる動きますが、
飛び道具が消えるとまた静かに停滞する「停滞羅エフェクト」モードになります。



次に、ラオウに羅エフェクトがまとわり付いているときに、
再びダークネスアンセムを出し、
羅のエフェクトが新たに出た瞬間に相手の上記3種の技のどれかを
喰らいます。

そうすると、今度はラオウに羅がまとわりついたままの状態で、
それとは別に「停滞羅エフェクト」がその場に出現
します。

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(この時出現した停滞羅エフェクトもやはり飛び道具に反応し、追尾します。
また、この状態でラオウを消すと、ラオウにまとわりついていた羅エフェクトも
停滞羅エフェクトになります。
つまり、停滞羅エフェクトが合計2つなります)

更にもう1度同じようにダークネスアンセムを途中で不発にすると、
ラオウにまとわり付く羅エフェクトの量が増えます


更に更にもう1度やってみると、
お次は停滞している方の羅エフェクトが増えます

それ以降同じことを繰り返すと、
ラオウにまとわり付く羅エフェクトの増加と、
停滞している羅エフェクトの増加が交互に発生
します。

10回ほどループするとラオウについている羅も停滞している羅も
どんどん増えてきて、こんな感じのようなことになります。

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そして、肝心の「停滞羅エフェクトの増やし方」の解説です。

上記のループを繰り返しても、
羅エフェクト(の塊)は2箇所しか発生しません。

すなわちラオウにまとわり付く羅エフェクトと、
停滞している羅エフェクトの2つです。

ところが、ある方法を使えば停滞羅エフェクトの「グループ」を増やすことができます

まず、ラオウに羅エフェクトが最低アンセム1回分まとわりついていて、
停滞羅エフェクトも最低アンセム1回分つある状況にします。

この状態で、EXチップに破翼落鳳、
EXジョニーにコイン連発、EX梅喧に三枚畳替しをさせます

当然、停滞していた羅エフェクトはそれらの飛び道具に追尾します。

その後再びアンセムを途中で中断させると、
ラオウにまとわり付いていた羅エフェクト(の塊)が、
元々あった停滞羅エフェクトとは別に、そのままそっくり停滞化
します。
代わりに、ラオウ本体には新しくアンセム1回分の羅エフェクトがまとわりつき始めます

これで、元々あった停滞羅エフェクトA、
それと今回産まれた停滞羅エフェクトBと、
新しくラオウの周りに出現した羅エフェクトで、
合計3箇所に羅エフェクトが出現したことになります。

この状態で再びアンセム中断を発生させると、
先ほど出来たばかりの停滞羅エフェクトBが

アンセム1回分だけ羅エフェクトが増えてから
再びラオウにまとわりつくようになります
逆にその時点でラオウにまとわりついていた羅エフェクトは
その場で停滞羅エフェクトCになります


いうなれば、ラオウのまとわりついていた羅エフェクトと、
停滞羅エフェクトBが交換されてしまったということです。
しかも、羅エフェクトがアンセム1回分増えるというオマケつきで。

その後またアンセム中断が発生すると、
先ほど交換しあったラオウをまとわり付いていた
羅エフェクト(元・停滞羅エフェクトB)と
停滞羅エフェクトCが、同じように交換されます。
もちろんラオウをまとわり付く羅エフェクトはアンセム1回分増えます。

こうして繰り返していくと羅エフェクトがどんどん増えてきて、
先ほどの画像のようになります。

そして羅エフェクトの塊のグループが3つある時に、
再び相手キャラに上記の3つの飛び道具技を出させてからアンセム中断を発生させると、
またラオウのまとっていた羅エフェクトが停滞羅エフェクトBorCとなり、
代わりにラオウの周りには真新しい羅エフェクトが出現します。
すぐにまたアンセム中断を行えば、その真新しい羅エフェクトが
今度は新しく停滞羅エフェクトDになり、
代わりに停滞羅エフェクトCをラオウがまとうことになります。



これらのことをうまく使えば、
羅エフェクトを1箇所に集めて濃くしたり、
あるいはバラバラに色々なところに羅エフェクトを置いたりすることができます。

そうやってうまく調整して出来たのがこの記事の2番目の画像です。





さて、ところで根本的な疑問ひとつがあります。
なぜ、

EXチップの万鬼滅砕
EXジョニーの雲長の居合い
EX梅喧の殺陣瞬幕

これらの技でダークアンセムを中断させた場合のみ、
羅エフェクトが残り続けるのか?

原理は解かりませんが、ちょっとした理由なら解かります。
これらの3つの技は「暗転後発生0Fのロック技」という、
非常に珍しい性質を持っています。
おそらくはこれが原因ではないかと思います。

EX以外のキャラ、つまり通常キャラが使えるこの性質を持った技は、
チップのディエルタエンドのみです。

しかしこれは一撃必殺技であるためか、羅エフェクト増殖バグはできません。
つまり現状、羅エフェクトを増殖させられるのは家庭用のみということです。



最後に、とても重要なことについて。

この羅エフェクト、あまりにも増やしすぎると

PS2がフリーズします

おそらく、ハード本体にも負担をかけてしまう行為なのでしょう。
これを試す際には、PS2へのダメージを覚悟の上でやってあげるのが礼儀です。

一応、PS2のAC+では羅エフェクトを数十個ほど出さなければ
フリーズは発生しませんが。
処理能力の低そうなPSP版などでやるともっと早く固まるのでしょうか…。
気になるところではあります。

ちなみに、羅エフェクトを増やし続けてフリーズする直前に
相手が覚醒必殺技を出すと、画面の暗転が発生せず、
暗転の時間停止自体も消滅する
という現象に巡り合うことがあります。



かなり違和感のある光景です。
まるで普通の必殺技のように最後の万鬼が出ています。



簡単そうに見えてなんだか複雑、そんな羅エフェクトバグの解説でした。

非常に煩雑で解かりにくい文章になってしまったことを、
ここでお詫びします。

まだまだ解からないことも多く手探りの状態だったのが最大の原因です。

例えば停滞羅エフェクトの発生箇所をを増やすのに、
「EXチップに破翼落鳳、EXジョニーにコイン連発、EX梅喧に三枚畳替しをさせる」
のが必要と書きましたが、実際にはほかにもやり方はあると思います。
あくまでもコレをやっておけば出来るよ、ってだけで。

何か新しい発見をされた方は、ぜひともここへご一報をお願いします。






余談ですが…。
このバグで発生する最大の面白現象は、先ほども書いた、
フリーズ間際に覚醒必殺技を出しても画面の暗転が発生せず、
暗転の時間停止自体も消滅する
という点だと思っています。
これで色々と試してみたいこともあるのですが、
そのために羅のエフェクトをひたすら増やし続けて、
PS2にダメージを与え続けるというのが精神的に非常に辛いです。
なんとかならないものでしょうか。
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