勝ち挑発…。

ご存知、相手をSLASHした後に挑発を出すと、
相手のゲージが50%溜まった状態で次ラウンドが始まってしまうシステムです。

考えてみると、これはかなり個性的で面白い仕様ですね。
どのような形であれ、対戦開始前の時点で相手の状態に影響を及ぼせるのですから。

そして更にユニークなのが画面上部に浮き出る『RAKUSYO』のアナウンス。

このあからさまなローマ字がかなりお茶目で、
相手をコケにしている感が笑えるほど出ています。

ところが、このRAKUSYO。
実は引き分け時、そしてなんと敗北時にも出すことが出来ます。



引き分け、敗北の際にもRAKUSYOを出せる…。

試合結果は全然楽勝でもなんでもないのですが、
まぁとにかく、システム上は可能になっています。

常識的に考えれば、RAKUSYOはラウンドが終わった(SLASHの文字が表示された)後に
挑発を出さなければ発生しないため、勝者以外は不可能に思えます。

『常識的な不可能』を『非常識な可能』に変えるのは、ある2つのバグの存在です。

ひとつずつ行きましょう。





まずはひとつ目。

RAKUSYOはラウンドが終わった(SLASHの文字が表示された)後に
挑発を出さなければ発生しないため、勝者以外は不可能
である』

つい先ほどの文章ですが、これにはある前提、暗黙の了解が秘められています。

『敗者は体力が0になっているため動けないので、SLASH後に挑発を出すことも出来ない』

コレです。

しかし、よく考えてみてください。
KOされても少しの間なら動く方法があるではないですか。





はいそうです、シャドウホールです。
この技で体力が0になっても1秒間ほど動けるというバグを使えば、
負け挑発が可能になります。

残り体力僅かになった状態でダウンを奪われ、シャドウホール絡みの起き攻めが来た…

そんな時は諦めずに思い切ってリバサ挑発をすると、
もしかしたら次ラウンドで最初からTGが50%溜まったエディと戦えるかもしれませんよ!





そしてもうひとつ。
負け挑発だけでなく、引き分け挑発を実現させるおそらく唯一の方法です。

そのやり方を一言で言うと…タイムアップのシステムを悪用します



まずはタイムアップの仕様について説明します。

タイムアップは基本的に試合開始から99秒経った時点でアナウンスされ、
その瞬間からキャラクターが一切動けなくなります(厳密には入力が無効化される)
しかしTIME UPの文字が表示されたその瞬間の1Fまでは
自由に動くことが出来るようです


つまりTIME UPの文字が表示され、試合が終了しても、
終了した瞬間の1F目までは行動可能ということです。

この1Fにドンピシャで挑発を出すと、RAKUSYOが発生し、
次ラウンドはTGが50%溜まった状態で開始されます


当然タイムアップの瞬間には二人ともニュートラル状態にすることが出来るため、
1Pと2Pの両方がRAKUSYOを出すことも可能・・・







タイムップ時に体力差がついていれば勝ち挑発+負け挑発の組み合わせになりますし、
同じ体力なら引き分け挑発となります。





一見不可能なことでも、発想を変えれば実現出来るかもしれない・・・。

何か深いものを悟ってしまったような気がした一日でした。
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