『パソリロのネット対戦』に関するネタです。
パソリロは持っていない・・・という方は25000円出して買うことをお奨めします!(^o^)
SLASHやACを除く殆どのギルティギアシリーズには、
パソコン版がリリースされています。
PC版GUILTY GEAR#RELOAD、通称『パソリロ』もそのひとつ。
パソコン版(と言うよりパソコンゲーム)の魅力のひとつに、
『外部ツールを使って遊べる』というものがあります。
例えばGUILTY JAKEのギルティメモの
『Joy To Keyを使ってパソリロで遊ぼう』というネタもそうです。
連射ツールなどを使って普段では出来ないような動きが出来ます。
また、詳しくは言えないのですが、
『トレモのダミーをプログラムで動かしてランダムに起き攻めをさせる』という、
『ファジーガード(&ジャンプ)練習ツール』を作った方も居ました。
JoyToKeyのネタはコマコンを使えばPS2のギルティでも可能かもしれませんが、
ファジー練習ツールの製作などはパソコン版ならではでしょう。
他にはうさみみハリケーンというツールを使ったお手軽改造も
プロアクションリプレイなどを持っていない限りPS2では不可能なことです。
後は、フリーソフトのディプレイキャプチャツールを使って
簡単に対戦動画を録画したりも出来ますね。
しかし特筆すべきはなんと言っても『ネット対戦適用パッチ』でしょう。
元々ネット対戦機能の付いていなかったパソリロに新たな可能性を生み出した、
製作者様の行動力と技術力には脱帽せざるを得ません・・・。
こうして今ではパソリロでお手軽にネット対戦が出来る時代になったのですが、
これによって『外部ツールを使いながらネット対戦をする』という遊びも可能になりました。
例えばうさみみハリケーンをお互いで使って同じ条件で改造すると、
『何か食らうと死ぬ』とか『空中ダッシュで斜め上に吹っ飛んでいく』とか
『バックステップで前に進むがダッシュで後ろに下がる』とか
ハイパーミステリアスな対戦を楽しむことが出来ます。
JoyToKeyでも『←と→を秒間30回連打』するボタンを作ると、
よろけが一瞬で回復出来るという凶悪な効果を得られたり…。
実戦のガチバトルでやったら非難GOGOの諸刃の刃とは言え、
PS2版ではまず不可能なことが出来るのはやはり新鮮です。
そしてここからが本題。
最近、ある外部ツールを使いながらパソリロのネット対戦が出来ないものか、
とずっと悩んでおりました。
その外部ツールとは・・・『Alquade Lite』。
(リンク先はツールの製作者様のページです)
Alquadeというのは、吸血鬼の真s・・・
Alquadeというのはパソコンのツールを1/16倍速〜16倍速で実行させるフリーソフトです。
RPGのレベル上げを倍速でやって楽をしたり、
逆に動きの激しいゲームの瞬間的な映像を1/3の速度で実行して楽々キャプチャするなど
その用途は様々でその分非常に便利なツールです。
パソリロもこのAlquadeに対応していて、
1人プレイ(オフライン)のトレーニングモードなどでは問題なく楽しめます。
問題があるのは、これを使いながらネット対戦が出来るかどうかということ。
思い切ってSkypeなどで日頃から懇意にして頂いている、
『GV厨』さんに頼んでみたのがおよそ1ヶ月前。
この方もパソリロをお持ちなので、
Alquadeをダウンロードをして貰って、
同じ速度でパソリロを起動して頂いて対戦を試みました。
その結果を結論から言うと・・・
『パソリロの倍速プレイ、3倍速プレイは可能』でした!
ここから先はパソリロ用語が頻出してくるので、
んなの知るかーって人はスルー推奨です・・・(泣
という訳で、ここからは倍速ネット対戦の検証結果の詳細を記します。
まず、パソリロをお互い同じ速度で起動するとpingもそれに比例して増加します。
お互いが1.5倍速でパソリロを起動するとpingも1.5倍に、
3倍速ならば3倍、16倍速ならば16倍という具合です。
普段pingが80くらいの人と16倍速で対戦しようとすると、
pingが1280あたりになると予想されます。
ただしこれは『見かけ上の数字』の可能性があり、
『IgnoreSlowConnections』の設定を変更すると普通に対戦が出来ることも?
(自信無し・・・)
『IgnoreSlowConnections』の設定を変更するには
パソリロフォルダの中にあるggxxnet.iniをメモ帳で開き、
IgnoreSlowConnections=1
というところを
IgnoreSlowConnections=0
に変えればOKです。
この設定をお互いがやっていればどんなpingでも乱入が出来るようになります。
これでも正常に対戦出来なかった場合はしょうがないのでディレイを下げてみてください。
ディレイ3にすればping100以下の相手とは正常に対戦出来るはずなので、
普段のpingが50前後の人となら2倍速までは対戦が可能です。
逆に1/2倍速で起動した場合、pingが半分になるのかどうかはまだ確かめていませんが
1/2倍速対戦自体はやはり可能・・・だと・・・思います。
(やはり自信なし)
また、倍速設定が1Pと2Pで異なる場合は
ネット対戦の速度は遅いほうに合わせられるようです。
例えば1Pが1.5倍速、2Pが3倍速に設定している状態で対戦を始めると、
1.5倍速で試合が始まります。
GV厨さんとは1.5倍速、2倍速、3倍速での対戦が出来ました。
4倍速から先は殆ど試していませんが、16倍速は乱入した瞬間にまず切れます。
それでは、それぞれの速度の感想を。
【1.5倍速対戦】
比較的まともに遊べます。
感覚的にはゲームスピードがかなり増した程度で、
気楽に新鮮味を味わうことが出来ました。
Dループなどの目押し系のコンボは絶望的ですが、
ぶっきら>ダッシュJS>JD>JS>JD>VV>叩き落しなどの基本コンボは
ちょっと急ぐ程度の気持ちでやれば簡単です。
初心者にオススメ!
【2倍速対戦】
バンディッドブリンガーが実質発生16Fになって見えない中段になるとか
66入力を素早く行わないとダッシュすら出せないとか
1段階早くなっただけで対戦にかなりの支障が生じてきます。
ただ、このあたりならまだなんとか自由に操作が出来るレベルだと思いました。
【3倍速対戦】
全力で66を入力しても5割以上の割合でダッシュが出ないとか
画面端で相手を固めてるソルが突然放つライオットスタンプが見えない中段になるとか
バンディットリヴォルヴァーがボタン離し入力でないと確実にBBになるとか
そもそもガトリング入力が満足に出来ないとか、
2倍速以上に対戦が破綻します。
特にダッシュがままならないのが致命的です。
もともとダッシュ不可能のポチョムキンが相対的に強くなると思われます。
最後にAlquadeの使い方について。
Alquadeは上のリンク先の製作者様のサイトからDLしてください。
Alquadeを起動するとこのような画面が出ます。
ここで下3つの8倍速、3倍速、1/4倍速と書かれた枠の中に
パソリロの実行ファイルをドロップすると、それぞれの速度で起動されます。
ここに表示されていない1.5倍速や1/2倍速で遊ぶ時は、
まず一番下の「詳細タブを使用」にチェックを入れてください
その後ファイルを適当な枠に(3倍速でも8倍速でも1/4倍速のところでもいいです)
パソリロ実行ファイルをドロップするとこのような状態になるので、
上の速度タブを開きます。
後はご自由に設定して、実行を押せば完了です。
それでは新しいギルティギアの世界をお楽しみください。