通常ならば、完全に画面端に密着している相手にめくり攻撃を仕掛けることはできません。

ところが、
『うつぶせで足をこちら側に向けている』
もしくは
『仰向けで頭をこちら側に向けている』
この状態でダウンをしている場合、めくり攻撃が可能になります。

実際にどうなるのか、見てみましょう。

普通に足払いでダウンを奪うと…

『うつ伏せで頭をこちら側に向けている』状態になります。
これは極々普通のやられ状態で、
前述の『うつぶせで足をこちら側に向けている』とも、
『仰向けで頭をこちら側に向けている』とも
異なる状態なので、これでは当然めくり攻撃は不可能です。

無理にこのときジャンプで相手を飛び越えようとしても…

まぁ当然こうなるわけです。

ところが青リロのチップの通常投げは(ACでは不可)、
相手を『うつぶせで足がこちら側を向いている』ダウン状態にします。
この状態の相手は、起き上がりの際にほんの少しの間だけ･･･

相手キャラと反対の方向を向くのです。
この瞬間がポイントです。

画面端で通常投げを決め、

相手が起き上がるまでにダッシュジャンプや低空ダッシュなどで
チップも画面端に密着すると、なんと相手が起き上がっても逆方向を向き続けるのです。

このあとはもともとめくり性能があるJHSで、めくり攻撃が出来ます。
相手も完全に画面端にいたにも関わらず、
画面中央のほうにのけぞっているのが解るでしょうか。

しかし残念ながら
『うつぶせで足をこちら側に向けている』
『仰向けで頭をこちら側に向けている』
この2つのダウン状態を引き起こす技は殆どありません。

相手がダウンする場合、その殆どがその逆、
『うつぶせで頭をこちら側に向けている』
『仰向けで足をこちら側に向けている』
のどちらかとなってしまいます。

ソルのぶっきらぼうに投げるも…

残念ながら『うつぶせで頭をこちら側に向けている』ダウンです。

ところが！
ぶっきらで投げたあと、追撃を放棄してダッシュして裏回ると…

ご覧の通り、『うつぶせで足をこちら側に向けている』ダウンになります。

画面端でやってみましょう。
ぶっきらで投げたあと、ダッシュで周りこんで…

即座にリターンして渾身の力で押します！

相手が起き上がる直前までダッシュで押し付けたら、

急いでダッシュ前ジャンプ！

はい、完全画面端相手へのめくりが見た感じ成功してしますね。

あとはここから、めくり性能のあるHSVVで…！

相手が反対側に吹き飛びます。

ちなみにこのときにめくり攻撃をヒットさせずに着地すると・・・

相手が右を向いていたのにも関わらずソルは画面中央側に着地し、相手は振り向きます。
完全画面端相手へのめくりが成功していた証拠です。

ソル以外のキャラにも、このような超強引画面端めくりが可能です。
例えば…

チップで画面端を背負って足払いをヒットさせ…

キャンセルでＰ転移！

あとはソルのようにダッシュで押し付ければＯＫです。

ミリアなら足払いキャンセル前転で。

このテクニックを使ったコンボが、実は前回のムービー『明日への聖者』の中にありました(2:02～を参照)。
ACではぶっきらで相手との距離が離れるようになってしまったため、
残念ながらドライン状態でなければダッシュでの押し付けが間に合いません。

さてこのテクニック、一体何人のキャラで可能なのでしょうか…？