コンボムービーをよく見る人にとっては常識と言ってもいいほどのネタ。
逆にそうでない人は案外知らなかったりするかもしれません。



それがこの、『壁バウンド地上喰らい化現象』です。




ネタ自体は簡単です。

地面スレスレで壁バウンドした相手に攻撃すると、相手が地上喰らい(のけぞり)になる。

これだけです。

動画でやっているように、ガードバランスMAX(あるいはカウンターON設定)の
ポチョムキンに対し、ソルで
立ちK(2HIT)>近S>遠S>2S>ちょっと待って>下りJD>ダッシュ攻撃
とやれば簡単に再現可能です。
これでJDによって地面スレスレで壁バウンドした瞬間のポチョに、
ダッシュ攻撃が当たればポチョが地上喰らいになります。

もちろんソル以外のキャラでもできるので、ヒマなら色々探してみましょう。



このネタの最大の特徴は、このバグによって相手が地上喰らい状態になっても、
相手の『受身不能時間』が生き続けることです


例えば上記のソルの連携を行い、
JDカウンターヒットによる壁バウンドの瞬間に上手く攻撃が当たり、
ポチョが地上喰らいになったとします。

この時、実はJDCHの受身不能時間が消えずに残り続けており、
ポチョののけぞり中にこの受身不能時間が0になると、
なんとのけぞり中に受身ができるようになります


もちろんタイランレイブ2段目(CH)の壁バウンドを利用して相手を地上喰らい化させた場合は、
タイランレイブ2段目の受身不能時間が切れてから相手がのけぞりをキャンセルして
受身ができるようになります。
(動画を見る限りでは、タイラン2段目CHの受身不能時間は相当長いようです)

地上喰らい化が発生した後、『のけぞり状態が終わる』、
『その後再び空中喰らいになる』などの条件を満たすと不自然な受身は取れなくなります。





さて、それではなぜこんなことが起きるのか

それには壁バウンドの仕組みが深く関係しているように思えます。

実は壁バウンドが発生した瞬間、
壁バウンドしたキャラが地上喰らい時と同じポーズになっている
んです。

20110928-205056.jpg

20110928-205801.jpg




んで、地上喰らい化バグを引き起こせる状態では、
これほど低い位置で壁バウンドが発生しています↓

20110928-205130.jpg

もはや見た目だけなら完全に地上喰らいですね。



おそらくこの壁バウンドの瞬間に発生する地上喰らいのポーズは
ただのグラフィックの流用ではなく『この瞬間のみ実際に地上喰らい状態になっている
のではないでしょうか。

そして更に地面スレスレでこの状態になることで、
完全に地上喰らいと同じ状態になっており、
そのためこの瞬間に攻撃を受けると地上喰らい化が固定される・・・
という仕組みなのではないかと思いました。



…が、どうやら全てのキャラが壁バウンドの瞬間に
地上喰らいのポーズになるわけではなく、以下のキャラは例外となっています。



※ ( )内は壁バウンドの瞬間のポーズ


ザッパ(吹っ飛び時のポーズ)
スレイヤー(垂直吹っ飛び時のポーズ)
ファウスト(吹っ飛び時のポーズ)
イノ(壁バウンドの瞬間のポーズが存在しない)


さらにこれらのキャラでも地上喰らい化バグは起こせるので、
結局のところ壁バウンドの瞬間のポーズが地上喰らい時のと同じグラフィックだから〜
というのはただの妄想に過ぎないのかもしれません。
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