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『erinyes』ダウンロードページ

『erinyes』は画面内をクリックして怪しいところを調べていくのが探索の主となる、
昔のゲームによく見られた手法のアドベンチャーゲームです。
公開されたのは今から調度10年前ほどですが、古臭さなどはぜんぜん感じません。

作りこみが凄まじく、イベント量が信じられないほどの数となっているのが特徴です
シリアスかつ登場人物の心理描写が丁寧にされるストーリーには、
プレイ開始5分で惹きこまれるほどの魅力があります




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物語は男子高校生の主人公、隼人が何者かに拉致されたところから始まります。
必然、スタート地点は牢獄。
まずはここから脱出するために、知恵を振り絞ることとなります。

調べられるところは全て調べて、考えられるものは全て考えて、使える道具は全て使って、
全てはそこから始まります。



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その後、仲間たちを集めて、それぞれがそれぞれの長所を活かして脱出を進めていくこととなります。

要所要所で操作キャラ(視点)を切り替えたり、
特定の人物に特定のアイテムを持たせたり、
必要に応じてパーティを分断した手分けして操作したり、
仲間たちをフル活用していく必要がでてきます。

自分たちを拉致したのは誰なのか?
何が目的なのか。

そのあたりの謎も、ストーリーを進めるごとに明らかになっています。





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このゲームの最大の特徴は、膨大な数の分岐、及びテキスト量です

数多く存在する道具をどこで使うか?
そして道具を誰が使うか?
どのタイミングで、どのキャラを操作キャラにするか?
どのタイミングで、誰と会話するか?
どこでどのように、パーティを分断していくか?

全ての行動はプレイヤーに委ねられており、その結果が綿密に後のテキストに関わってきます。
また、ストーリーを進めるための突破口は、基本的にひとつではありません
例えば何か道具を使えばらくらく突破できる箇所で、
もしかしたら、もう少し頭を使えばその道具を使わずに温存したまま進めるかもしれない、
という可能性があります。
また、道具を持った状態で仲間と話すと専用の会話が出てくることもあるなど、
ちょっとした小ネタなども非常に多く隠されており、テキスト量も凄いことになっています。

何度プレイしても、
「こんなところにこんなイベントが!?」
「この場面でこのキャラでこの道具を持たせてここを調べると、道具を温存して先に進めるのか!」
といった発見がでてきます。

しかもそれが本当に、後々まで影響してテキストも微妙に変化したりします。
冒頭に書いたとおり、本当に作りこみがあまりにも凄すぎる作品です。



エンディング数も20と膨大で、ひとつひとつにおまけのあとがきもあります。

普通に1週クリアするだけでも5〜8時間以上かかりますし、
エンディングを全て見ようと思ったら数十時間かかるでしょう。

とても分かりやすくまとまった攻略サイトがありますので、
詰まったら見るのもいいでしょう。



とにっかく丁寧に作られているゲームなので、
これもまた是非ともプレイしてみて頂きたい名作です。
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