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東方自然癒。

フリゲ2011 あなたが選ぶ今年のベストフリーゲームにおいて、
投票開始時からしばらくトップであり続けましたが、最後には僅差で2位となった作品です。


タイトルの通り、東方を原作とする二次創作のRPGです。

当時の俺はこのまったく作品を知らず、こちらの投票結果を見て
「また東方厨か(歓喜)」と感動したものです。

ところが投票期間が終わってからしばらくして実際にプレイしてみたところ、
普通に凄く面白い(小学生並の感想)RPGであることが分かり、
二重に感動させられてしまいました。

東方の二次創作であるのも相当大きいポイントには違いないのだろうけど、
それを差し引いてもフリゲ2011の1位、2位を争っても確かにおかしくはない、
と思える作品です。だぜ。

攻略wikiも充実しており、愛され具合が窺えます。





なお、俺の東方に関する知識の入手源ははじめてのだんまく(リンク先エロ注意)のみでしたが、
それでもある程度は、そのことを気にせずに楽しむことができました。

とは言え、見たことない&名前を読むことすらできないキャラが突然でてきたり、
オリジナルキャラかどうかの区別がつかなかったりするので、
できれば東方に関する予備知識は持っておくに越したことはないです。

幻想卿ってこの世界ではないどこかにある神隠しの異空間的存在じゃなかったんですか・・・。









 
 
 



【ストーリー】


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東方作品だと大抵主人公は霊夢かまりさになるらしいですが、
東方自然癒の主人公はオリジナルキャラクターの瀬笈 葉(せおい は)です。

こういう感じで有名作品にオリジナルキャラを出して活躍させると
大体の場合フルボッコに叩かれるような気がしますが、
東方自然癒においては葉っさんの人徳のおかげでそれは免れているようです。

さて、この葉っさんは突然変異的に生まれた植物の妖怪で、
他の植物たちの声を聞くことができる程度の能力を持っています。
この表現初めて使ったけど今俺凄く恥ずかしがってるよ。

しかし、どうも最近、なぜか植物たちの元気がなく、
不自然に枯れて行くこともあるようになりました。

そこで葉っさんはある人物のアドバイスを受けて、
異変解決のプロらしいはくれい神社の巫女の元に訪れることになります。

果たして植物から元気が失われていく原因は何なのか。
そしてそれを解決することはできるのか・・・。


・・・というのが、本作品のストーリーであり目的となります。



全体的に丁寧に作られたストーリーになっており、
特に中盤以降の怒涛の展開は非常に強烈で印象的。

俺は基本的に「RPGにストーリーはそんなに必要ない」派でしたが、
このゲームをプレイしてからはその考えが変わりつつあります。






【バトル】

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でもやっぱりRPGといったらバトル要素が大事だよね!
ってことでバトル関係の解説です。

戦闘システムはFF5などと同じアクティブタイムバトルで、
行動ゲージが溜まったキャラから行動していきます。
FFとは違い、敵側の行動ゲージも常時確認できるので、
それを利用した戦略を立てることができます。

サイドビューの戦闘なのでキャラがちょこちょこ動くのが結構可愛い。

特徴的な戦闘システムには、「結界」というものがあります。
敵、味方問わず、技を発動した際に画面右下の結界ゲージが進んでいき、
これが満タンになると、「ゲージを満タンにした側の能力が超増幅される」というものです。
味方側が満タンにした場合、満タンにしたキャラに応じて付加効果が異なります。

あくまで「誰が結界ゲージを満タンにしたか」が重要なだけであり、
それまで結界ゲージを誰が貯めてきたかはまったく関係ありません。
たとえば敵が限界ギリギリまで結界ゲージを貯めたあと、
味方が技を出して満タンにすれば味方側のみ超強化されます。

難易度ハードにおいては敵の1回の行動で結界ゲージが通常の2倍進むようになり、
敵側が結界を発動させる可能性が非常に高くなります。
能力の増加量も高くなり、後半では敵に結界を発動させられた時点で半ば詰みます。

それでも個人的には、本ゲームをプレイする際には難易度ハードを推奨したいです。
そうでなければこの結界システムは、プレイヤーを有利にさせるものでしかなくなるからです。
逆にハードでは一手のミスが死に繋がる緊張感を楽しめます。







【最後に】

長くなりましたが、とにかくRPGとして見てもしっかり作られている作品なので、
東方を知らない人にも是非プレイしてみて欲しいゲームです。





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この人可愛いね。
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