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独特なシステムを採用しながらも、練りこまれたバランスで
常にプレイヤーに緊張感を与えるRPG、それがブルーバレットです。


『ブルーバレット』ダウンロードページ






主人公は自衛隊の訓練生の3人の少女と、その教官の男性。

彼女たちが兵器工場の見学に訪れたところ、大事件に巻き込まれ、
その後いろんなことがあって工場の地下8階に閉じ込められてしまいます。

その工場の正体は、人工生命体の兵器の開発を進めていた魔境でした。

とりあえず地下8階に拠点を作るも、
今度は工場がもうすぐ水没してしまう状況にあることを知ります。

エレベーターも使えず、もはやただのダンジョンでしかない工場を
4人とその仲間たちは徒歩で突破していくことになる・・・
というのがこのゲームの本筋です。





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探索は3Dダンジョンの画面によって行われます。
1階1階はそこまで広いわけではなく、オートマッピングもあるため、
探索自体は楽です。

しかし、工場探索の開始と同時にプレイヤーを襲うのが、
時間制限」です。

工場には水没するまでのタイムリミットが設けられており、
1歩歩くごとにカウントが1減ります。
カウントが0になると当然終わりです。

しかも初期カウントは250とかなり短め。
敵を倒して手に入る結晶というアイテムを使って
ある程度までカウントを増やすこともできますが、それにも限度があります。

地下8階の拠点で休息やセーブができるのですが、
時間制限を考えるとあまり行ったり来たりはできません。
しかも休息するだけでもカウントを大量に消費し、
そのうえ味方に戦闘不能者がいるとさらに減ります。

つまり移動についても慎重に行いながらも、
なるべく拠点を利用せずに済む消耗の少ない戦い方が求められます。





ところがこのゲームは何より戦闘がシビアです。

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これは終盤のシーンなのですが、このように味方の全体的なHPがかなり少なめにされており、
ザコ戦ですら普通に全滅しうるバランスになっています。

その代わりプレイヤーには敵味方の行動順やターゲット、
繰り出す攻撃の命中率、威力、状態異常発生率、
そしてボス含む敵のHPまでもが与えられます。

すなわち、戦闘におけるランダム性がかなり少なくなっているのです。

また、敵の行動順をひとつ遅らせる技や、
敵のタメ技を妨害する技、
あらかじめ発動しておくことで敵の攻撃を無効にする技などがあり、
行動順を見ながら様々な技を駆使していく必要があります。

ザコ戦のひとつひとつすら詰め将棋の気分でやらないと、
あっと言う間に消耗して文字通り詰みます。



そして主人公の4人にはそれぞれ特徴があり、
それらを把握して活かさねば到底クリアは不可能になっています。

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特に相手の行動を遅らせることのできる銃使いのリョウコ、
HPの少ないこのゲームでは超重要な、守りの要である剣士キョウの2人は、
ちゃんと使うか使わないかでは難易度に大きな差が出てきます。





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拠点では武具の開発ができるほか、時間制限の延長工事をしたり、
仲間たちとの会話イベントなどが発生します。

また、結晶を使って拠点を発展させることもでき、
どのように発展させるかで何が得られるかが変わってきます


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生産レベルを上げれば拠点に戻ったときにストックされるアイテムが増え、
武器レベルを上げれば開発できる武具が増える・・・といった具合です。

もちろん発展レベルは戦闘の難易度に密接に関わっており、
引いては時間制限内に突破できるかどうか、にも関係しています。





以上で説明したとおり、このゲームは中々にシビアなRPGです。
しかし、だからこそ得られる緊張感は他のゲームの追随を許しません。

RPGに自信がある方にはぜひ挑戦してみて欲しい作品です。
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