以前作ったムービーに入れた、チップが通常投げを1コンボ中に3回決めているコンボ。



通常投げ>近S>6P>6HS>RC>通常投げ>近S>立ちHS>RC>6HS>転移>通常投げ>近S>2HS>β



多分言うまでも無く、
このネタのポイントは「通常投げ後の近Sで相手を地上やられ状態にしている」点。

チップの通常投げは相手をダウン状態にする性質であるため
本来ならその後の攻撃は必ずダウン追い討ちになるのですが、
ポチョムキンに対してのみ、最速で(?)2P、または近Sを当てた時のみ、
ポチョムキンが地上やられ状態になる
」という特異的な謎性質があります。

2Pと近S以外では地上引き起こしはできません。
また、2Pと近Sでは発生が違うのですが、猶予は同じ1Fであるように感じられます。
そうだとすると、引き起こし成立の条件は
「通常投げの後に○F以内に攻撃をポチョに当てること」ではなく、
単純に「通常投げの後に最速で2Pまたは近Sをポチョに当てること」と考えられます。

まぁ猶予については詳しい確かな話はわからないので、
気になったら実際に自分で検証してみてネ!





チップの通常投げが対ポチョ限定でこのようなことができるようになったのは、
アーケード版のSLASHからです。

ところが家庭用、少なくともPS版のSLASHではできませんでした。

やはりこれはバグであり、家庭用移植の際に修正されたのか?・・・と思いきや、
次回作のアーケード版ACでも普通にできるようですし、
今度はちゃんと家庭用のACでも再現可能になっています。

となるとこの通常投げの意味不明な性質は製作者の意図通り、つまり仕様なのでしょうか。

わざわざ対ポチョムキンにのみ変な特性がつくようにしたのか、
それともSLASHになってチップ通常投げの有利フレームが延びたことで、
副産物的にたまたま何故かポチョムキン限定のバグが生まれてしまい、
面白かったのでそのまま仕様にしたのか。

このネタに関する裏事情を色々と想像してみるのも楽しいです。



ちなみに有名な話ですが、無印XXの頃はチップの通常投げをポチョムキンに決めると、
チップが動けるようになる前からポチョムキンが行動可能になり、
ポチョバスが確定するという大変悲惨な状態だったそうです。

SLASHになって追加されたこの「対ポチョ限定通常投げ」は、
そんなチップのポチョに対する仕返しなのかもしれません。
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