覚醒必殺技の暗転ひとつとっても、このゲームではネタが豊富です。

暗転とはそもそも
背景が変わり、ゲーム中の時間が停止している状態
を意味しています。

この『時間停止』についてですが、実は細かく分けると『2種類の時間停止』が存在し、
その2つの時間停止が合わさって暗転という現象が構成されています。

1つ目の時間停止は言わば『完全時間停止状態』。
そして2つ目は『飛び道具以外の時間停止状態』。

殆どの覚醒必殺技は、

コマンド入力→『完全時間停止状態』→『飛び道具以外の時間停止状態』→攻撃判定発生

という流れで撃ちだされます。

完全時間停止状態』とは文字通りキャラや飛び道具の動きが全て停止している状態で、
飛び道具以外の時間停止状態』は覚醒必殺技を放ったキャラの飛び道具のみが
停まった時間の中で作用する状態です。

なお、『飛び道具以外の時間停止状態』では
覚醒必殺技を放ったキャラも停まった時間の中で動きますが、
これはただの必殺技の演出上の動きであるため、
実質的には時間が停まっていて動けないのと同じ状態です。

カイのセイクリッドエッジの腕をぐるっと振り回すモーションなども
『飛び道具以外の時間停止状態』中の動きです。



『完全時間停止状態』の長さは覚醒必殺技によってマチマチで、
中には全く無い技もあります。
エディのエグゼキューターχやブリジットのメンテナンス中の悲劇がそれにあたります。

『飛び道具以外の時間停止状態』の長さも覚醒必殺技によって異なり、
長ければ長いほど『暗転後ガード不能』の連携がやりやすくなってきます。



『完全時間停止状態』と『飛び道具以外の時間停止状態』を実感してみたい人は、
トレモでダミーヴェノムに『P生成>立ちK弾き>ダークエンジェル』をメモリーさせて、
開幕位置からソルで2回ほどバックステップした距離で再生させてみましょう。

ダークエンジェルは完全停止時間も飛び道具以外停止時間も非常に長いので
暗転中に弾かれた玉が停止するのがよく解かり、
玉が再び動き出してからもしばらくはソル側の入力を受け付けていないので
ボールが暗転後ガード不能になり、飛び道具だけが作用しているのが解かります。




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